化粧品業界で「美白」というカテゴリは
数十年で研究開発が劇的に進んだと言われています。
厚生労働省が認可した薬用美白有効成分は15種類以上となりました。
美白、といえば
「これさえ使ってれば白くなる!」
「これでわたしのシミも消える!」
なんていう幻想を抱きがちですが
そもそも美白美容液は、
消しゴムのようにシミを消すのが目的ではなく
予防目的で使うもので、
効果の感じ方にも幅広い個人差があるようです。
美白効果がある成分にも
いろいろな種類があるとお話しましたが
それぞれに効果のあるタイミングが違います。
今日はその辺りを細かく説明していきたいと思います。
(疑問に思うところなどあればコメント欄から質問お願いします)
では自作図で説明していきます。
これはシミが作られるメカニズムを図にしてみたものです。
メラノサイトというメラニンが作られる細胞の中に
メラニンが入った袋が複数あり、そこからメラニンが排出され
表皮へ上がってきたものがシミになります。
(メラニン自体は、チロシナーゼとチロシンがくっつくことで作られます)
メラニンが入った袋が複数あり、そこからメラニンが排出され
表皮へ上がってきたものがシミになります。
(メラニン自体は、チロシナーゼとチロシンがくっつくことで作られます)
美白成分はそれぞれに、
このメカニズムの中での作用が異なります。
今の美白美容液は、作用の違った複数の成分を配合することで美白効果を高めているものが多いため、
昔と比べるとかなり効果がわかりやすいと言われています。
ここで、オススメの美白成分をいくつかご紹介しますので
お手持ちの美白化粧品があれば、一度照らし合わせてみてください。
- アスコルビルエチル
ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体にも種類がありますが
ほかのビタミンC誘導体にはない強い抗酸化作用を持っていて
シミ、そばかすの生成を抑制する効果
- トラネキサム酸
メラニン生成を抑えて肌荒れを改善してくれる成分。
- コウジ酸
メラニンを作り出すチロシナーゼの活性を防ぐ効果
メラニンの生成を抑制する効果。
- アルブチン
過剰なメラニン合成を阻害。
肝斑にも効果有り。
- ルシノール
メラニン合成を抑制する効果
- アデノシンーリン酸ニナトリウムOT
表皮に留まりがちなメラニンの排出を促す効果。
- ハイドロキン
メラニン色素を脱色するなどの効果を持つが
高濃度のハイドロキンを長期で使用すると
かぶれなど副作用が起こるリスクもあるとされています。
(2%ほどの濃度で配合されているものが多い。)
一言で「美白化粧品」といっても
値段の高い安いだけで選ぶ人も多いと思いますが
成分を見ることは重要ポイントです。
色や言葉を巧に使ったイメージだけで売っているものも
確実に存在していますので
その辺りを自分の目で確認して納得してから使うことも
とても大切なことですね。
もっと言えば
シミが作られるどのタイミングで効果的なのか。。と深く掘り下げて考えてみることも
今の化粧品が無数に存在する時代には
必要なことなのかもしれません。
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