化粧品(スキンケア商品)を使うことは
当然のことのようになっています。
若い頃は何もしなくても
キレイでいることができるけれど、
10代や20代と同じようにはいかないのは
誰しも心得ていることではないでしょうか。
これだけ美意識が高まるような情報も飛び交う世の中で
昔よりはるかに美意識が高くなっているのは言うまでもありません。
わたしが子供の頃の授業参観と
今の子供たちの授業参観。
比べて見ると俗にいう「お母さん像」にも
イメージするだけでも雲泥の差がありますよね。
時代の変化というのもありますが、
今は情報が溢れていることも手伝って
年齢に関係なく美意識が高い人がとても多いなと感じています。
肌に関して言うと、
「高級化粧品を使うことが美意識である」と勘違いしてしまいそうな宣伝文句が多いため
とりあえず老化防止で使っておこうかなといった流れで
自分の肌を知ろうとする前に、化粧品選びをしてしまう、
宣伝文句をそのまま受け取って
完全に化粧品頼りになってしまっている人が多い気がしてなりません。
本来の化粧品の意味は、
肌をよりよくするための1つの手段でしかなくて、
「肌は作られていくもの」という基本を理解して
よりよくするために使う手段として化粧品があるということを
忘れてはいけないとわたしは思っています。
肌本来の機能を考えてみよう
「肌本来の機能」というと、何か思いつくことはありますか?肌にはもともとスゴイ力が備わっています。
少し挙げてみましょう。
吸収
肌は何から何まで吸収することはありません。たとえば水をどれだけでも吸収できたとしたら、
ぶくぶくになってしまいますよね。
肌は基本的に、外から入ることがないように
バリア機能が備わっているので
外から与えられるものを吸収することはできなくなっています。
吸収できるのは
限られた成分と限られた状況下のみ。
そう考えると肌に入れるものというのは
慎重に選ぶ必要がある・・と思えてきませんか?
呼吸
肌の前に「人」というのは酸素を吸って二酸化炭素を吐いて生きています。
これは肺呼吸だけど、
皮膚だって呼吸して生きています。
肌が生きていることを考えると、
過剰なクレンジングで毛穴を防ぐなどすれば
呼吸ができなくなるとは言わなくても
呼吸がし辛くなって「苦しい」というサインとして
肌表面に「肌トラブル」として現れることになります。
排出
肌の排出というと何を連想しますか?汗や皮脂。
これらは皮膚からの排出物です。
肌表面に潤い膜を作って
滑らかに整える働きをしています。
排出することも、肌にとってとても重要なことです。
知覚
感覚として、
痛い、熱い、冷たい などを感知して
体を守る役割をしている皮膚表面。
人が生きていく上で必要不可欠な機能です。
体温調節
季節や場所にかかわらず、適温に保つ力が備わっている人間はその体温を一定に保つために
気温が低いとき、
気温が高いとき。
それぞれに対応して適応させていく機能が備わっています。
肌ってすごい
改めて考えてみると感動しませんか?これらが本来の肌の力。
これを頭に入れていれば
化粧品をどのポジションにおけば良いのかが
なんとなく見えてきませんか?
どうすれば肌は喜んでくれるのか、
どうすれば肌機能を活かすことができるのか。
どうするのが化粧品の効果を高めることができるのか。
それらが自ずと見えてくるはずです。
化粧品ありきではなく肌ありき。
この基本を是非、忘れないでください。
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