今日はこんなメッセージを頂いたので、
わたしの見解でお話したいと思います。
プラセンタ原液、ヒアルロン酸原液など。
様々な肌に良いとされる成分の原液が
シリーズ化されていたりもして、
消費者から見れば
化粧品には数パーセントしか含有のない成分が
原液で入ってるとなれば、
これはもう、効果高そう!って思えますね。
先に結論を言ってしまえば、
「ものは言いよう」という感じでしょうか。。
まず「原液」の意味から
例えばジュースなどである「果汁100%」。この意味と同じように
- 薄めずに作られてる!
- 濃厚だ!
それは少し違います。
一般的に原液というのは
化粧品が作られる過程で、手を加えないもの。
化粧品は化粧品工場で作られ、
様々な成分を組み合わせて作られています。
薬事法では全成分を記載するよう定められているため
それぞれの化粧品のパッケージを見ても
たくさんの成分を目にすることができますよね。
ネットなんかでお買い物するときも、
こんなふうに、成分表示はきちんとされています。
とある原液化粧品の成分を見てみると、
水、ヒアルロン酸Na、
加水分解エラスチン、
水溶性コラーゲン、
サクシニルアテロコラーゲン、
フェノキシエタノール
とありました。加水分解エラスチン、
水溶性コラーゲン、
サクシニルアテロコラーゲン、
フェノキシエタノール
原液にも様々なものがありますが、
大体は原液といえどそのもののみではなく、
当然、水や防腐剤なども配合されています。
ここまでは良いのですが・・・
この原液というネーミングは
わたしたち消費者のイメージとはかけ離れているのが実情。
工場で加工されていなければ原液という定義が通るので
配合率が1%でも2%でも、
原液と名乗ることは可能。
原液と謳っていても、
含有される量は問われない・・・。という事実があります。
原液という名に惑わされて
「原液!?なにそれすごそう!」
なんて、つい過度な期待をしてしまいそうですが、
原液という名前だけで判断するのはおすすめしません。
ただ、本当に効果のあるものも中にはあって
「原液に効果がない」というわけではありません。
私自身原液を気に入って使っていたこともあります。
使用感が気に入って、
使って効果があると感じられるのなら
それはあなたの肌に合っている化粧品。
私が常々お伝えしたいのは、
周りの情報に惑わされないこと。
その化粧品を使って感じるあなたの感覚を信じて
美容に取り組んでいってほしいと
切に願っています。
化粧品を疑って使っていたら、せっかく使っているのに効果も半減してしまいそうな気がしませんか?
化粧品は、使うことで満足する要素も肌づくりに大きく関係しています。
美容は楽しんで取り組むのが一番。
その気持ちが、肌に伝わることは間違いありません。
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