美容液は濃度が大事とよく言いますが、
濃度はどうやってみていったら良いのですか。
やっぱりとろみのあるものが良いということですか?
濃度はどうやってみていったら良いのですか。
やっぱりとろみのあるものが良いということですか?
こんな質問をいただきました。
美容液は濃度が大切、と思われがちですが、、
実際のところ化粧品成分の濃度は、消費者には判り得るものではありません。
そしてこの方が仰ってるような粘り気のある美容液が良いのかといえば、
濃いイメージを与えるための策略であることが多いです。
※もちろん、そうでないところもありますし知っています※
濃いイメージを演出するために使われる増粘剤。
化粧品を使いやすくするために、多少使われるのであれば問題はないわけですが、
戦略として濃厚イメージを演出するやり方は、
わたしは好きになれません。
というか・・
こんなやり方を好きな人はいるわけないわけですが(笑)
今回わたしが監修した美容液”こすめまにあ+”は、
”使用感”や”イメージ的な濃度の演出”にこだわることは一切やめました。
料理で例えるなら
「とろみをつけるために片栗粉を入れる」
そんなやり方をしたくなかったからです。
ここまで読んでいただいた方にだけ、
少し暴露話をしたいと思います。
「高濃度のビタミン原液」なんて謳われてるものが市場に出回っていますよね。
以前わたしがその商品を手にしたことがありました。
そして、
その”原液”には、粘度がありました。
ここだけ聞いたのならば、
”原液だったら濃厚なんだから、粘度があっても不思議じゃない”
こう思う方がほとんどだと思います。
でもね。実際は・・・
ビタミンに関していえば、
どれだけ濃くしても粘度に変化はありません。
この辺りから見ても、
イメージ戦略で”片栗粉的に”増粘剤を使われてるものがある事実はわかっていただけると思います。
要は、化粧品濃度は、見た目でもわかるものとはいえないのが実情です。
とある成分の配合濃度自体にこだわるよりも、
全体の配合成分を多少でも把握する。
これがとても大切ですね。
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